カタログNO_B202


B202

カタログNO_B202
同製品でのお見積りはコチラ
パーソナルチェア
使用した生地詳細はコチラ
ニュースムース M620(メーカー:メルセン)
プレーン/本革/オレンジ
きっかけ 当社への連絡
引取方法 引取日
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 0日間
納品方法 納品日
納品場所  ()
納品住所
ご注文回数 初回

加工内容
椅子種類/分類1 パーソナルチェア/パーソナルチェア
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / 合成皮革(PVC)
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 リクライニングチェアの張り替え加工費
55,000円(税抜)*総額表示義務付施行前
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
革代、ウレタン代
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタン交換
Before & After
before
after
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after

職人からのひと言|井ノ上 浩二

HPをご覧いただきリクライニングソファの張り替えの件で直接お電話いただきました。お電話で概算のお見積もりをさせていただいた後、工場まで持ち込んでくださいました。張り替え前は布地でしたが、今度は革で張り替えさせていただくことになりました。リクライニングチェアの張り替え加工費は55,000円。この他に革代がかかります。座面の中身ウレタンをしっかりとした硬めのものに交換させていただきます。SUさんのソファは必要なときには足の全面が足置きになり、寄りかかるとリクライニングするようになっている珍しいソファです。
 SUさんのソファは特殊な機能が付いておりました。リクライニングするということは写真でもお分かりいただけるかと思いますが、ロッキングチェアのように揺れるロッキング機能が付いておりました。リクライニングしていない背もたれの起きた通常の状態では、ロッキングチェアのように前後に揺れます。しかし、脚乗せを前に出し、背もたれを後ろに倒すことによってリクライニングしますが、この状態になるとロッキング機能はロックされ、安定した状態でもたれかかることができます。この機能は不思議でしたが、布地やウレタンをはがしてみると、その機械が見えるのでその部分の意外なシンプルさに驚かされました。

before
after
before
after

もともとは布張りでしたが、今回の張り替えで革に張り替えさせていただくことになりました。肘と座面の部分に目立ったへこみや擦り切れなどがございましたので、両方とも中身ウレタンの交換をさせていただくことになりました。座面はウレタンを硬めにつくらせていただくことになりましたが、しかし、ロッキングしますので通常のソファのように重心が定まらないことに加え、重心が座と背の交わるところから斜め後ろ方向へかかりますので、それほど効果が出ませんので、比較的通常よりも硬めのウレタンを用いました。肘に至っては、木部の角が気になったのでカンナとヤスリを使って角を面とりしました。これにより張り替え前の肘の写真ように、切れてしまうことを防ぎます。

before
after
after

SUさんのソファには、じつはもう一つ特徴がありました。それは、背もたれが上方向に引っ張ると抜けるということです。これが何の特徴となるのかは、分割できることによって乗用1BOX車で運ぶことができるので工場まで持ち込みが可能になった。ご自宅で玄関からお部屋までの移動が容易になります。もう一つの特徴が本体側面のレバーを引くと脚を置くためのオットマンの変わりに脚のせが持ち上がってでてきます。しかし、このレバーを紛失してしまっているということでしたので、ステン加工の職人仲間に相談して作成してもらうことになりました。このレバーはSUさんにも大変喜んでいただきました。


B202 の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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