6. 底張り
ダイニングチェア座面の張り替えにチャレンジ!!

 ここまで作業を進めてこられた方にとっては底張りは容易な張り加工となります。底張りは表張りのステープルを隠し、きれいに化粧するのが目的です。そのため、ご自分のイスであれば必要ないと判断されるかもしれませんが、張り地の糸などが垂れ下がったりすることもありませんので是非最後の締めに行っていただけると光栄です。イスも喜ぶと思います。

工具・材料紹介

工具・材料紹介

 下ごしらえの作業ををするのに必要な工具と材料を紹介します。上にその工具と材料を紹介していますが、絶対必要となるのが赤字の5点です。ダイニングチェア座面用ウレタンセットとスプレーのり Z3はお近くのDIYショップなどで販売している場合がございますのでお探しください。サイト内でも販売しておりますので必要の際はご注文ください。

 工具や材料の使い方については追って説明します。

必要 裁ちばさみ
必要 ガンタッカー
必要 ステープル (タッカーの芯)
あると便利 底張り用布地(無地で薄手の布地)

まず角から決めていく

まず角から決めていく

 表地の角のステープルを隠す様に底張りの前方向2cm程度、横方向2cm程度となる様に折り返して角に当てます。タッカーで角を2発、打ちこむ。これを4つ角とも行う。表張り同様角の順番は「Z」を描くとよい。

 左の写真が3つに分かれていますが、順序として右上→左上→下となります。

ポイント
底張りは際を打つ
底張りは布地を折り返しているので厚みが出てしまいます。そのためできるだけ際にステープルを打つのがコツ。 底張りは際を打つ

角の後は辺を止める

生地を裁断する

 角が決まったらほぼ張れたも同然。4辺を丁寧にステープルを打って仕上げる。

ポイント
細かく打つ必要はない
底張りは最後の化粧なので角2発は近くてもその他は、表地のステープルを隠しながらできるだけ底張りの際を等間隔で打って仕上げるときれいです。

座面完成

 ここまで仕上げれば、私たちReChairの椅子張り職人が張ったものと同等です。または、ご自分で張り上げたという達成感がある分、みなさんが張り上げたダイニングチェアの方がずーっと大切に使っていただけるかもしれませんね。最後に取り付け作業をケガのないように進めて完成といきましょう。

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